東南アジア諸国でよく見られるカゴ製品。

その中でも、細かく裂かれたアタを用い、
丁寧にかつ繊細に仕上げられるトゥガナン村のアタ製品は、
他の籠とは一線を介した、クオリティーの高い一級品として知られています。
網目の細かいハイクオリティーはまさに芸術品!


高級感がありつつ、手作りの温かさを持つ
バリ島のアタかごは、私達の暮らしを素敵に演出してくれます。

ただ置いておくだけで、、、、その場所が洗練された空間に。
是非、アタのある生活を送ってみてください。
きっと、満たされた日々を送られる事と思います。



 




 バリ島に自生しているシダ科の植物。
 その茎の部分を乾燥させ、4等分〜8等分に細く裂きます。
 それを職人さんが色々な形に編み込んで、
 アタ製品は出来ていきます。


これがアタの茎を束ねたものです。

アタの茎を細く裂いて使用します。



 ・細く裂かれたアタを編み込んでいく事は、
  気の遠くなるような作業です。

  「編み込む」という表現がぴったりな根気のいる仕事。
  細いアタの茎は千枚通しのような道具を使って、
  目をつめながら形を整え編まれてゆきます。

  ティッシュボックスだったら編むだけで3日間掛かるそう。
  (1日の作業時間:8時間)
  アタを裂くところからはじめれば、1週間掛かります。

  アタを裂くのも大変な仕事なので、
  現在はアタを割く専門の職人さんがいるほど。





 ・天気の良い日に5日間。
  天気が悪いともっと日数が掛かります。
  バリ島では雨季があるので、
  この時期のドライは完全に乾燥するまで日数がかかり大変です。
天日干しの様子

天日干しの途中のものと完成品の色の違い





 ・2〜3日間、火を絶やすことなく3時間ごとに火の加減をチェックし、
  製品の燻し具合をみながら仕上げていきます。

  火の調整はデリケートな為、
  1、2の工程を何度となく繰り返します。

  1.木と椰子の実の皮を燃やし燻す。
  2.火が大きくなりすぎると、
     一箇所だけ強くスモークしてしまう事になるので、
     火が強くなりすぎたら、木のクズを水につけて
     1の上に乗せ調節する。

 ・3時間ごとのチェックのため、夜寝るのは夜中の3時くらいに
  なることも。

  この大変な作業があるからこそ、
  私達が愛してやまない、あのアタ製品独特のスモークの香りと
  つやのあるあめ色をつくり上げる事ができるのです。

 ・この工程により他の籠にはない防虫効果がそなわります。
スモークしている様子
1.木と椰子の実の皮を燃やし燻す。

2.火が大きくなりすぎると一箇所だけ強くスモークしてしまう事になるので、火が強くなりすぎたら、木のクズを水につけて1.の上に乗せ調節する。



 ・煙のすすが付いてしまった箇所は柔らかいブラシで取り除き、布で優しく拭きます。

 ・ささくれが出ているところはカットをして綺麗に整えます。




 ・高度な職人技、気の遠くなるような工程を経て、
  日本人、欧米人をも魅了するアタ製品が完成します。

 ・トゥガナン村の伝統工芸アタ製品は芸術品といっても過言ではありません。
  
  大昔、先住民バリアガのみに使われていたアタ製品。
  そのクオリティーの高さ、本物だけが持つ洗練された飽きのこない雰囲気から、
  今では各国で愛される逸品となっているのです。




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